2026.秋・ブレンド
2026.秋・ブレンド
やや深煎り 200g 税込 2,150 円
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 今年は、久しぶりに少し早めに秋が来たようです。去年の今頃は暑さが厳しくて、いつまで経っても夏が終わらないような残暑でした。今年はお盆くらいから雨がち曇りがちのぼんやりとした天気が続いていて、夏もさほどパッとしなかったので、季節感のないまま秋を迎えている感じです。それだけに今回は、“秋らしさ”をしっかり感じられるブレンドにしようと思いました。

 まずは、秋の色彩を思い浮かべました。秋の色は、紅葉や柿の実、夕焼けなど、鮮やかなオレンジ色が印象的です。それから秋は夕暮れが早くて、気が付くとあっという間に日が暮れていきます。季節としても夏の終わりから冬の始まりに向かってどんどん秋が深まって、一日一日季節が進んでいきます。こうしたグラデーションを感じるのも、秋ならではではないでしょうか。

 豆選びでは、最初に浮かんできたのはペルーのコーヒーでした。ペルーは栽培技術やインフラの発達により、年々品質が高くなっている産地の一つです。アンデスの豊かな恵みを受けて育つペルーのコーヒーは、しっかりとしたボディ感とオレンジのような甘味のある果実感に特徴があります。この感じが、まさに秋色です。当店ではペルーのコーヒーは「フェスパ農園」がお馴染みですが、今回は同じカハマルカ県サンイグナシオの「ラ・パルマ」地区のコーヒーを選んでみました。同地区ではフェスパ農園の農園主ウィルダーさんが栽培の指導を受け、改良種から在来種ブルボン種への植え替えを行いより丁寧な木の状態管理を実施した結果、品質・生産性ともに向上することに成功しています。この豆の持つ良質なブルボン種ならではのクリアで丸みのある果実感を、このブレンドではメインに使うことにしました。
 次に選んだのは、ホンジュラスの「エル・ラヨ・デ・ピカーチョ」でした。この名前は“ピカーチョの輝き”という意味になります。インティブカ県のピカーチョ地区はペルーのラ・パルマと同様に元々ポテンシャルの高いエリアでしたが、輸出業者からの技術支援により品質が向上している地域です。柔らかみと透明感のあるトロピカルで明るい味わいが特徴ですが、ラ・パルマの特徴をうまく包み込んで奥行と広がりを出してくれました。
 最後に、ブラジルの「マカウバ・デ・シーマ農園/ボイア・ナチュラル」の軽やかな果実感を加えて、さらに広がりとグラデーションを出してみました。


 マイルドな味わいの中に3種類の豆で醸し出す秋色のグラデーション。ぜひお試しください。
 

【ブレンドに使っている豆】

 
 ペルー
 ホンジュラス
 ブラジルN
 他