商品のご紹介

　内戦状態からの復興事業として海外支援を受けて発展してきた同国のコーヒー栽培。当初は品質も安定せず支援目的での取引が多かったようですが，その後飛躍的にクオリティが向上して近年では高品質コーヒーの代表的な産地として認知されるようになりました。若い世代の生産者が増え，より高い品質のために日々取り組んでいます。
　
　お馴染みとなっております「ニャミラマ」は南部州ニャマガベ郡にあります。私たちのグループではこの地域の生産者と以前から取引があり，その延長で現在は持続的な品質と雇用を目的としたプロジェクトを進めています。これまではこのニャミラマをはじめ南部州のコーヒーが多かったのですが，今回入荷した「ジャンジャ・ヒル」は北部州のガケンケ郡の集落になります。この地域はコンテストなどでも多くの入賞者を出しており，品質の高い生産エリアの一つです。二つの山脈に挟まれていて冷涼で降雨の多いこと，赤土の多い粘土質の土壌であること，などが特徴です。両州は距離的に数10㎞程度しか離れていないために極端な気候の違いはありませんが，こうした微気候の影響が風味特徴に違いをもたらしています。
　
　「ジャンジャ・ヒル」では，ルワンダの特徴である華やかさと明るさがより際立っている印象です。非常にクリアで，カシスの様な甘みを伴った果実感とカカオの様なニュアンスも楽しんでいただけます。余韻も長く，素晴らしいコーヒーです。
　

地域　：　北部州ガケンケ郡
　　　　　　ジャンジャヒル周辺
標高　：　1,700-2,000m
品種　：　ブルボン種
精製　：　発酵槽を使用した伝統的ウォッシュ
乾燥　：　アフリカンベッドによる天日乾燥