コロンビア/ウィラ・テラローザ(やや深煎)
コロンビア
ウィラ・テラローザ
やや深煎り 200g 税込 1,750 円

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商品のご紹介

 コロンビアは,アラビカ種ではブラジルに次いで世界第2位のコーヒー生産国です。中西部のほぼ全域でコーヒーが栽培されていますが,冷涼な高地が続いている南部地域は特に高品質なコーヒーが採れるエリアです。南部の主な産地は,ナリーニョ県やカウカ県,ウィラ県など。それぞれで生育環境が異なるため,コーヒーの味わいにも違いが表れてきます。

 コロンビアには3つの大きな山脈が縦に走っていますが,ちょうこの辺りで交わります。そのうち中央のセントラル山脈と東部オリエンタル山脈との交わりに囲まれるように内側にあるのがウィラ県です。そのためにウィラ県では地形が非常に複雑に入り組んでおり,比較的近い場所でも山一つ隔てれば雨や風の特徴,土壌などが大きく違ってきます。こうした微気候の影響で,ウィラのコーヒーはバラエティが豊かです。同じ南部でもナリーニョ県のコーヒーが豆質が硬くしっかりしたボディがあるのに対し,ウィラ県のコーヒーは豆質が柔らかく,優しい甘みのある華やかなものが多い傾向があります。中にはタンザニアやケニアなどアフリカ豆の面影が感じられるロットもあります。

 「ウィラ・テラローザ」は,このウィラ県で女性生産者40人で構成される生産者グループです。生産者の多くは子育て中で,朝の家事を終えてから農地に出るために収穫の時間帯は他と比べて少し遅めだそうです。また木の上で熟成させるために収穫時期をあえて遅らせたり,ロットを細かく分けて水に浸して発酵処理を行うことで豆の温度上昇を抑え熱のダメージを少なくしたり,様々な工夫をしながらコーヒー生産を行っています。また,こうした取り組みは品質の均一性にも繋がるそうです。乾燥の際にもゆっくり時間をかける”スロードライ”を基本とし,細部に至るまで丁寧に丁寧に作業が行われています。
 
 こうして出来た「ウィラ・テラローザ」は,ウィラらしいマイルド感と華やかさの中に,丁寧な物作りが感じられる素晴らしいコーヒーです。ちなみにグループ名の”テラ”は親団体でもある”テラ・コーヒー”に由来し,”ローザ”は薔薇の花を意味します。コロンビア南部より届いた優しさあふれるコーヒーを,ぜひお楽しみください。
 

・地域 : ウィラ県ピタリト
          ,ナポラパ
          ,サラド・ブランコ
          ,ラ・アルヘンティーナ  の40生産者
・標高 : 1,700-1,900 m
・品種 : カトゥーラ,カスティージョ,コロンビア
・精製 : 水洗式
・乾燥 : 天日乾燥