この農園はコスタリカ有数の産地の一つチリポ地区にあり,区画全体が栽培限界に近い1,900m前後にあります。コーヒー産地でいうところのチリポ地区は、コスタリカ最高峰のチリポ山を中心としたチリポ国立公園を保全するために都市部との間に設けられた緩衝地帯の農地に当たり、恵まれた自然環境の中にあります。
元々は牧草地でしたが,農園主のグレースさんの夫エウヘニオ氏が父親から受け継いだ土地に、2001年からコーヒーを植え始めました。その後徐々にコーヒーを増やし、現在ではほぼ全体でコーヒー栽培が行われています。
また、当初はコーヒー豆を農協に収めていましたが、同地域のコーヒーの買取価格が安かったことから、2008年に自前のマイクロミル(精製場)を設立して品質向上に努めてきました。現在では、輸出業者や海外のコーヒー業者に高い評価を受ける農園になっています。
バランスが非常によく,とてもクリアな質感が特徴です。柔らかな甘みがあり,奥行きと切れのあるとても質感の高い味わいがあります。飽きの来ない”中米の良質なコーヒー”を楽しんでいただけます。
・地域 : サン・ホセ州ペレスセレドン市
リバス地区ピエドラ
・標高 : 1,875-1,920m
・品種 : カトゥーラ
・精製 : 水洗式
・乾燥 : ベッドにて天日乾燥