商品のご紹介

　従来のホンジュラスのコーヒーは，収穫後の処理の問題や輸送経路などインフラ設備が不十分であること，産地の標高が低いことなどから，従来は品質の良いものはあまり流通しない産地でした。そんな中，ホンジュラスでは珍しく標高の高い山奥のエリアで生産されているコーヒーがあります。その一つがサンミゲル集落のコーヒーになります。
　
　元々このエリアのコーヒーは仲買人に安価で豆を販売するのみで，単独で表に出回ることはありませんでした。しかしながらそのポテンシャルの高さが高品質コーヒーを扱う輸出業者の目に留まったことがきっかけで，プロジェクトとして集落全体で品質向上に取り組むようになり，年々質を上げながら現在に至ります。また，以前中米全体でサビ病が蔓延した際，ホンジュラスでも改良品種への植え替えが進みましたが，高標高のこの地域は奇跡的にさび病の影響を受けることがなく，そのためにティピカやブルボンなどの在来品種の木が手付かずで残っています。
　
　農園主イスラエル・ラミレス氏は、市場価格が低迷し収入が思うように増えない状態でしたが，今回の輸出業者との出会いが良いきっかけになったそうです。在来種ティピカ種のロットで，華やかな香りとピーチの様な柔らかな果実味があります。透明感のあるトロピカルな味わいが楽しめる素晴らしいコーヒーです。
　

地区　：　コマヤグア県コマヤグア市
　　　　　　サンミゲル・デ・セルグァパ
標高　：　　　　　m
品種　：　ティピカ
精製　：　水洗式（フリーウォッシュト）
乾燥　：　天日乾燥